広告に変革を起こす社会プロジェクト

市民が作成した炎上広告の代案を専門家コメントとともに展示

イギリスからの新風「市民広告Towards Change展」

炎上広告の論点および対策をテーマにしたパネルディスカッションも実施

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2024年5月10日(金)イギリスのクリエイティブ都市ブリストルにて、市民が提案する「炎上しない広告」を専門家の洞察と共に展示するイベント「市民広告Towards Change展」として開催します。

本イベントはブリストル大学修士課程の学生(代表:中村ホールデン梨華)と現地広告企業が共同で企画運営しています。日本からの広告炎上事例とその代案、および有識者のコメントを展示するグローバルな内容となっています。

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展示作品に対するメディア・広告有識者のインサイトを展

本展覧会では、市民が作成した炎上広告の代案と炎上広告事例について、イギリスと日本のメディア有識者がコメントを寄せます。

【日本からの有識者】

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  • 小島慶子氏 - エッセイスト、メディアパーソナリティ、東京大学大学院情報学環客員研究員
  • 砥川直大氏 - The Breakthrough Company GO, Creative Director
  • 治部れんげ氏 - 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授、日本メディア学会ジェンダー研究部会会長
  • 小林美香氏 - ジェンダー表象、写真研究、著述者
  • 白河桃子氏 - 相模女子大学大学院特任教授
  • 板敷ヨシコ氏 - 「女性の声・プロジェクト」女性社会研究所代表
  • 笛美氏- フェミ二スト 広告会社勤務
  • 飯島夢氏 - 広告クリエイター、2022ヤングライオンズ日本代表
  • 此花わか氏 - 社会・文化を取材するジャーナリスト
  • うちみ氏 - 広告代理店クリエーター

【イギリスからのコメンテーター】

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  • サラ・ワーウィンナー氏 - マッキャンワールド, インサイト&ストラテジー部長
  • パトリック・ジンガ氏 - ハイネケングローバル、デジタルメディアエキスパート
  • ネンドラ モハメド氏 - ハインツグローバル、メディアエキスパート
  • ポリー・ウィン・ジョーンズ氏 - WPPカンター、クリエイティブナレッジマネージャー
  • ジョイアン・ボイス氏 - TedXスピーカー、AIコンサルタント会社CEO など

予定作

イギリスや日本で実際に問題となった広告について、日英の市民ワークショップを通して広告の専門家と学者、女性団体、市民が共に問題点の整理、改善点について議論を行ってきました。本イベントでは、市民ワークショップでの議論を通じて立案された炎上広告の改善案を元に、グローバル広告エージェンシーとして有名なマッキャン・ワールドグループ、AgencyUKや現地クリエイターが息を吹き込んだ広告代案を展示します。



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展示イメージ:黒人差別として炎上したあるイギリス広告。この広告の改善案は、40分の市民ワークショップで消費者と広告主の意図を踏まえて考案され、イギリスのデザイナーや広告代理店によって制作されました。

炎上広告の論点および対策をテーマにしたパネルディスカッション

本イベントの集大成として、会場ではイギリスの有識者がパネルディスカッションを行います。

WPPカンター、マッキャン・ワールドグループ、BCW、AgencyUKといったクリエイティブ・エージェンシーやクラフト・ハインツなどの広告主のさまざまな専門家とジェンダーやコミュニケーションを研究する大学教授をスピーカーにお招きし、広告のジェンダーや人種に関する表現の論点を整理し、ある広告が問題となった原因や失敗を防ぐための対策をテーマに議論します。


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【登壇者】(↑)

【登壇者】

  • キャロル ワトソン氏 - 広告代理店BCW、チーフダイバシティ&インクルージョンオフィサー
  • ダンシュロツ氏 ,メーガンギブソン氏 -- 広告代理店AgencyUK
  • 山下 順子教授 - ブリストル大学社会学部上級講師
  • ジェイカウル氏 - マーケティングエージェンシーLaunch, CEO

開催概要

開催期間:2024年05月10日(金)午前10時から午後20時(現地時間)

 (パネルディスカッション 18時〜19時)

開催場所:イギリス ブリストル Watershed

入場料:無料

主催:Towards Changes市民広告イニシアチブ

共催:マッキャン・ワールドグループ、Launch, AgencyUK、Fanatic、Representation Matters


企画運営代表者プロフィール

イギリスでは「ASA(イギリス広告審査機関)」による広告規制は存在するものの、実際に問題になった広告を議論し具体的な解決策を生み出すプロセスはまだ確立されているとは言えません。

そんな中で、広告・マーケティングの専門家と学者、市民という様々な立場の人々が集まり、議論する場を作りたい想いで企画しました。

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中村ホールデン 梨華(代表)

会社員として広告コンサルタント約3年経験後、イギリス大学院に留学。

X(旧ツイッター)では広告炎上チェッカー(@EnjoCheck)として国内外の大学や企業で広告倫理の講演を行う。

キャサリン・チャットフィールド(コンテンツアドバイザー)

イギリスを拠点としたマーケティングコミュニケーション・コンサルタント。エプソンなどハイテク企業やウェルネス・ブランドを担当し、ジェンダー表象についてのアドバイスを行う。

ライサ・ジャスミン(プロジェクト・コーディネーター)

バングラディシュ出身。ブリストル大学あしなが財団奨学生。

ジェンダー学修士課程に在籍し、展示会へのデザインや執筆を担当。

【ブリストルについて】

ブリストルはイギリス西部に位置し、バンクシーや「ひつじのショーン」で知られるアードマン・アニメーションズの発祥地であり、クリエイティブ・ハブとしても名高いです。

 

本件に関するお問い合わせ

担当:中村ホールデン 梨華

プロジェクト概要 https://gofund.me/cd084319

※ニュースリリースに記載された登壇者、展示作品は、発行日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。