刑務官募集ポスター
「刑務官」という職業を示すために刑務所のワンシーンを映し出し、より多くの職種応募者を集めようとしたフェイスブックの広告。

元の広告


ワークショップで市民が指摘した広告の問題点
元の広告は、白人(または肌の白い)警官と有色人種の囚人を登場させることで、人種的ステレオタイプを助長していると非難を受けた。さらに、軽快なトーンは刑務所生活の深刻な現実を軽視しており、警官と囚人が直面する課題を示していなかった。さらに、この広告には男性警官しか登場せず、応募者の候補から女性を除外している。

ワークショップの議論をもとに学生デザイナーが作成した代案広告














代案作成のポイント
元の広告の「より多くの応募者を集めるために、仕事を魅力的に見せる」という意図を踏まえつつ、下記のポイントで代案を作成。

複数の俳優を加え、多様性を高める：様々な経歴を持つ複数の警官や受刑者を登場させ、誰もがこのような役になり得ることを示す。
モデル：多様な背景を持つ男性と女性の警察官を登場させる。
表情：全員の表情を真剣なものに置き換える、また補助的にテキストやナレーションで刑務所職員の責任を強調する。